いつもRECOGを楽しくご利用頂きありがとうございます!
RECOGでは1ヶ月に10通以上レターを贈ると、発展途上国のこどもたちに給食を1食分届ける仕組みになっています。
給食支援は、株式会社テーブルクロスさんの給食支援事業を通して行っており、現場からも喜びの声をたくさん頂いています。
テーブルクロスさんよりご提供頂いた給食支援報告書を共有させていただきます。
※今回よりレポートのデザインが変更となりました。
レポート内の文章はページ下部にテキストにて表示をしておりますので、文字が見えにくい場合はテキストにてお読みくださいませ。
南スーダン共和国、西レイク州、 ルンベックのマブイスクールで学ぶ445人 の子ども達(男子225名、女子220名)に 学校給食が提供されています。 ご協力ありがとうございます。
2016年の首都ジュバでの武力衝突以来、南スーダンの治安情 勢は予断を許さない状態が続いていますが、比較的治安の安定 している西レイク州ルンベックにあるマブイスクールでは、継続的 な給食支援のおかげで子どもたちは勉強に集中することができ、 中途退学することなくしっかりと学ぶことができています。月曜日 から金曜日までの週5日、年間48週に亘って、1日1食の給食が 提供されるため、親は、子ども達が1日中お腹を空かせたままでい るという心配をしなくてよくなり、進んで学校に通わせるようにな りました。特に女子生徒は、以前は中途退学させられてしまうリス クが高かったのですが、娘を学校に通わせることの意義を理解す る親が増えて来ました。ご飯が食べられて、教育が受けられ、友だ ちと楽しく学び、遊ぶことができる学校は、マブイスクールの子ど も達にとってとても嬉しい場所となっています。
学校給食に感謝しているのは生徒や保護者だけではありません。 以前は空腹のため授業に集中できない子どもたちが多くて、先生 たちは大変な思いをしていましたが、今では生徒たちの集中力も 学習意欲も高く授業を進めやすくなっています。学校を休む子ど もの数は劇的に減り、出席率はいつも高い状態を保っています。
2022年には支援から卒業し、自分達で学校給食を担っていくと いう目標に向かって、マブイスクールでは新たな試みが始まりま した。生徒と教師が農業トレーニングを受け、学校給食に用いる ための野菜を自分たちで育て始めました。保護者をはじめとする 地元の大人たちの学校関連の活動への関心は高く、給食の調理 をしたり、生徒たちが野菜を育てるのを手伝ったりして、引き続き 積極的に活動を支えてくれています。地域の協力教会も給食の 調理ボランティアやボランティア教師を送ってくれています。
このように、マブイスクールの学校給食は、間接的には2500人 以上の地域の人々に何らかの形で良い影響を与えています。支 援からの卒業に向けたリーダーシップを取っていくために結成さ れた組織CHEEMは、ハンガーゼロの現地パートナーであるライ フ・イン・アバンダンスからキャパシティビルディング(能力向上)のトレーニングを受けながら、その準備を進めています。
部族間衝突や略奪など治安の面での不安要素は依然あります が、頑張っている村のリーダーや保護者たち、国の未来と自分や 家族の将来のため、一生懸命勉強に励んでいるマブイスクール の子どもたちを引き続き応援してください。